内容説明
モンゴルを統一し、中国、ホラズムを次々と撃滅、大帝国を築き上げたチンギス・ハン一族。オゴタイ、トルイ、モンケ、フビライと蒼き狼チンギス・ハンの子孫たちは中東へ、ロシアへ、ハンガリーからヨーロッパへとその征服の手を伸ばし、元朝を軸に世界制覇を完成する。軽装備でスピード重視の騎兵による大包囲殲滅戦、カタパルトを用いた攻城戦など、今までに経験したことのないモンゴル戦法にヨーロッパ世界は恐怖し、モンゴルは破壊と殺戮のモンスターとして今でも記憶されている。戦いに明け暮れながら、ユーラシアの草原を縦横に駆けまわり、初めての世界帝国を築き上げた騎馬遊牧民・モンゴルの興亡を中心に、11~14世紀の世界の動きをダイナミックに描いた歴史絵巻。
目次
第1章 国家誕生
第2章 中国からカスピ海へ
第3章 果たされた約束
第4章 ヨーロッパ侵攻
第5章 プレスター・ジョンからハルマゲドンへ
第6章 タタールへの伝道
第7章 モンゴル十字軍
第8章 フビライ・ハンと中国
第9章 衰退、そして崩壊
著者等紹介
マーシャル,ロバート[マーシャル,ロバート][Marshall,Robert]
1952年生まれ。ロンドン・フィルム・スクール卒。BBCドキュメンタリーやチャンネル4で数多くの映像作品を手がけた後、自らマーズ・プロダクションを創設、現在もプロデューサーとして活躍中
遠藤利国[エンドウトシクニ]
1950年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。翻訳家、国学院大学講師
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