出版社内容情報
図版と解説の情報量において、群を抜いている。そして、知れば知るほど、マヤ・アステカ文明がどれほど異様なものであったかがわかってくる。特に人身供犠、人肉食関連の項目がすさまじいが、それは、神が最初に人間を作るときに自分の血をさし出したから、そのお礼として神に人間の肉と血をささげなければならないと考えたからだという.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』368頁、より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
23
マヤやアステカは興味はありますがしらないことだらけなので読んでいて面白いです。現地での記憶とあわせながら読みました。2023/11/27
momen
0
マヤ・アステカの神や宗教、生活にかかわる諸事・風習の辞典。簡単な歴史の概説や、~1500年代の文献解説もついている。辞書なので一つ一つの項目説明はざっくりで神話などを丁寧に解説しているわけではないが、幅広い地域・時代を網羅した知識を手軽に調べられて便利。当時の美術品を中心に図もあり。項目によっては当時の美術様式にも言及されており、神ごとのモチーフや時代・土地ごとの差異の解説がされている。ほかの本などと併用して読むのがおすすめ。2023/10/06