内容説明
本書は森林作業の機械化に伴う作業の変化から生ずる森林作業者への労働負担を従来作業から高性能林業機械化という流れの中で労働負担の比較を行い、従来作業との比較の中で精神的負担をも考察したものです。具体的には、我が国の森林作業と作業環境との関連について、労働科学や人間工学的手法の側面より取り上げ、従来型の森林作業の労働負担また機械運転を伴う作業から誘発される労働負担量の把握を試み、機械運転作業の作業特性を明らかにし、各機械のオペレータの労働負担に関する考察を加えています。一方、高性能林業機械から誘発されるオペレータの労働負担と疲労感についても考察し、その作業特性を明らかにしました。高性能林業機械の導入は、作業者の負担の軽減に役立っているとも考えられますが、精神的負担からの作業特性、従来型の作業との比較等についても体系的に分析しています。
目次
第1章 森林作業と負担
第2章 作業における労働負担測定項目
第3章 従来型の森林作業の労働負担
第4章 運転を伴う作業の労働負担
第5章 高性能林業機械オペレータの労働負担
第6章 情報と労働負担
第7章 森林作業の新たなる労働負担評価法
第8章 終章
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