内容説明
「1990年国民保健サービス及びコミュニティケア法」に対応した優れたソーシャルワーク、あるいはソーシャルワーク教育の問題提起がなされていること、現代イギリスのコミュニティケア改革の考え方、展開の方向とともにソーシャルワークの新しい指針が得られている一書。具体的には、ソーシャルワーク教育への利用者参加、人々のニーズの複合化に対するチームケアや多職種のなかでのソーシャルワーカーの役割、新しいソーシャルワーカー教育のキーワードとしてのパートナーシップ、エンパワメント、コミュニティなどが示されている。
目次
第1章 ソーシャルワーク教育への挑戦
第2章 改革への対応:ソーシャルワーク教育と利用者参加
第3章 アドボカシーと平等
第4章 エンパワメントと利用者参加
第5章 認定ソーシャルワーク訓練における精神保健システムへの当事者参加の重要性
第6章 福祉の疑似市場
第7章 契約と購入のための教育
第8章 公的保健活動としてのソーシャルワーク:新しい環境における協働と葛藤
第9章 ネットワーキングとソーシャルワーク教育
第10章 前進への道