内容説明
ヘルパーさん幸せですか?きつい、汚い、低賃金。介護現場からの証言集。
目次
第1章 物言う女性ヘルパーが介護現場を変革する(車椅子生活者の甘えと我侭にブチ切れて―ヘルパーが要介護者を叱るとき;「おばあちゃんなんて呼ばれたくはない」―入所者の誇りと心の痛みを、汲み取れて一人前 ほか)
第2章 男性ヘルパー時代がやってくる!(夢は男性ばかりの宅老所づくり―男性ヘルパーが女性を介護するプラスとマイナス;宝石屋倒産で在宅介護支援センター相談員に―金儲け競争の中で高齢者の人生模様に心痛める ほか)
第3章 骨肉の争いに巻き込まれて(「明るくて、気さく。心がある」―こんな人にこそ介護されたい、理想のヘルパーさん;絶縁した一人息子と未亡人となった母の胸の内―修復できなければ悲しすぎる、二人の心の隙間風 ほか)
第4章 求められるのは専門性と独自性(一七年間、家事援助の“専門性”にこだわって―“細切れ介護”で、真の介護はできない!;義父母の介護体験から―『介護のための情報誌』を創刊した家族物語)
巻末特集 ヘルパーと年寄りを食イモノにする介護保険制度(悪徳介護産業から搾取されない方法は―「ヘルパーは自衛のために介護保険の陥し穴を勉強すべきね」)