内容説明
これ一冊で野宿生活はバッチリ!リストラで失業、家出や破産で無一文になってもやっていける!ドヤ街、ニシナリ、山谷を始め、東京~名古屋~大阪~博多と全国の大都市で徹底取材を敢行!若きフリーライター二名が青春をムダにして作り上げた体当たりデータ集。
目次
ニシナリ―にっぽん全国ホームレス大調査(1)大阪・ニシナリ編(ドヤ街・ニシナリ―犬とお粥と酔っぱらい;ニシナリの人々―野宿生活と彼らの仕事;ニシナリの日々―街頭テレビと夏祭り)
上野―にっぽん全国ホームレス大調査(2)東京・上野編(アバシリ―駅前アオカン組の酒盛り;上野の先生に逢う―公園テント組の深い夜;山狩りの日―公園生活者の特殊事情;テント村潜入―にわかこじきになる)
名古屋―にっぽん全国ホームレス大調査(3)愛知・名古屋編(戦うホームレス―巨大テントと強制撤去;ホームレスの立場―行政と支援団体;オカマたちの運動―夜回りと慰霊祭)
博多―にっぽん全国ホームレス大調査(4)福岡・博多編(ホームレスの社会―駅前から公園、テント村へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フクミミ
8
ひとくくりにホームレスといってもいろんなタイプがあるを、イラストと写真満載で紹介している、ホームレスの標本みたいな本。好奇心が危険を招く感じが良い。 そういや、最近はこじきと言うのを聞かないな。初版が2001年なので、今は街の浄化政策などで公園などが厳しく整備され、テント村なんかは現存するのだろうか。 またこの本に登場するホームレスの方の中には鬼籍に入った方も少なくないだろうとふと思う。2016/02/19
ウェイランド
7
発禁くらって今ではプレミアがついてる本だけど、ホームレスの生活を取材したちゃんとしたルポだった。中学生の家出少女とヤッて、しかも取材者(男)を襲おうとしたおじさんなどなかなかアレなエピソードや、怒涛のホームレスの写真ラッシュもあってまぁ抗議もやむなしかな。2016/05/30
本 読むぞう
5
こじきにも色々なタイプがいるとわかってよかったです、2013/11/01
anakashiko_
2
この本を読んでホームレスに対する考え方が変わった。これは立派な学術書よりも意味があるぞ。
松田望
2
げっぷが出るくらいこじきについての情報がみっちり満載。まさに大百科!2013/05/25