内容説明
十五年の刻を超えて、今甦るガンダムの伝説。かつてここまで深いガンダム研究があっただろうか。アムロが戦う理由、シャアの仮面の秘密、究極のハロ論、シャアザク三倍速の軍事機密、ミノフスキー物理学のすべて、フェミニズム批評（笑）、前人未到のニュータイプ論などあなたが知らないガンダムの世界がここにある。
目次
第１部 キャラクター編―聴け！哀戦士の叫びを
第２部 メカ・設定編―重き鋼鉄の十字架
第３部 テーマ・研究編―そしてめぐりあう遙かなる世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミツ
2
流石早稲田大学（笑） ちょっと入りたい。 シュールな表紙の通り、ガンダムに対する並々ならぬ愛とオタクであることの哀を感じさせる。 キャラクター、メカ設定、テーマ研究の３部構成であるが、１部と２部は根拠薄弱な単なる思いつきレベルの考察なので読まなくてもよい。 ３部はコミュニケーション論、世代論としてのニュータイプ論、ガンダムに見るセクシズム、家族論など興味深い論考がなされる。が、分量の少なさ故か突き詰めた考察はなされず、こじつけも多いためやはり眉に唾つけながら読むべき。2010/05/27
