目次
序章 生涯、通信
前編(故郷の香;天性の開花;桜花爛漫;冬来たりなば)
後編(青雲の志;愛しの妻子;寝ても覚めても;故郷よ佐川の人よ)
著者等紹介
松岡司[マツオカマモル]
昭和18年(1943年)高知県佐川町生まれ。佐川町青山文庫館長を経て、現在は執筆活動や講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わらわら
3
牧野富太郎氏の書が読みたいと思い、この本を手にしました。前に牧野富太郎氏が書いた植物の書を図書館から借りましたが文体が古く読むのが難解、この本は2017年発行、牧野富太郎氏の人生を見ることができるかと思ったが手紙のやりとりを記したもの、やはり難解の文体です。それでも牧野氏の生き方が垣間見ることはできました。妻、寿衛さんや子供、玉代さんに宛てた手紙は可愛い子供ようです、晩年まで植物を研究し愛した人だと言うことは伝わってきました。「自叙伝」2004年に発行したものがありました。それを読んでみようと思います。2018/06/14
志村真幸
1
著者は牧野の生まれ故郷である高知県佐山町で青山文庫館長などを務めた歴史家。高知の歴史・偉人に関わる著作が多い。 本書は、牧野富太郎の書簡を紹介することで、彼の人物像や仕事に迫ろうとしたもの。研究者仲間、全国の植物愛好家、後援者、家族、友人たちと、いろいろな側面から切りこまれている。 もともと「読売新聞」地域面に連載されたものだが、ちょっと珍しいコンセプトで、おもしろかった。肉声が伝わってくるし、相手によって牧野の異なった顔が見えてくるのも興味深い。 2021/03/17