内容説明
卓越した芸術性と独自の作風で知られる中林梧竹は近代日本の代表的な書人として今も多くの人々を惹きつけてやみません。精密なカラー図版と、核心を突いた解説。臨書、連綿草書、象徴的作品など独創性あふれる梧竹ワールドを堪能できる一冊。優れた芸術論として知られる「梧竹堂書話」の現代語訳付。
目次
天照皇太神85歳
字は王内史を模す57歳
中郎の古渡60歳代
鳩の詩68歳
鎖国之山72歳
春遊を喜ぶ歌78歳
早起即事78歳
天香国色79歳
満崗の春色81歳
南無観世音菩薩85歳〔ほか〕
著者等紹介
日野俊顕[ヒノトシアキ]
1929年徳島市生まれ。第六高等学校理科甲類卒業。徳島市中学校数学教諭、小学校長、中学校長、徳島県・鳴門市・徳島市教育委員会の教育研究所長・学校教育課長・教育次長など歴任。少年のころから中林梧林を敬慕、青年期には梧竹研究のパイオニア海老塚的傳に識られ、研究顕彰事業の継承と発展に献身。現在は梧竹の会代表として全国各地で梧竹展、セミナー、講演会など開催。徳島県立文学書道館収集委員、小城町立中林梧竹記念館特別顧問などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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