大学授業入門

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  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887137295
  • NDC分類 377.15
  • Cコード C3037

内容説明

講義をやめよう。全ての瞬間で学生の学習活動を要求する授業にしよう。そうすれば、私語は全く生じない。そのような授業をどう計画するか。教材研究をどう行うか。どんな指示・発問をすればいいか。著者自身の授業の事実をもとに具体的に示す。

目次

第1章 授業思想
第2章 講義をやめよう
第3章 授業内容とは疑問文の集積である
第4章 概念をその“表れ”で把握させよ
第5章 授業が規律を要求する
第6章 授業計画の諸要件―作文指導を例として
第7章 読書
第8章 指示・発問

著者等紹介

宇佐美寛[ウサミヒロシ]
1934年神奈川県横須賀市に生れる。1953年神奈川県立横須賀高等学校卒業。1957年東京教育大学教育学部教育学科卒業。1959年東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。1960年‐1962年東京教育大学助手。1961年‐1962年米国、州立ミネソタ大学大学院留学(教育史・教育哲学専攻)。1965年教育学博士(東京教育大学)の学位を取得。1967年千葉大学講師。1968年同、助教授。1977年同、教授(教育方法学講座)。(1993年‐1997年教育学部長)(1998年‐2000年東京学芸大学教授に併任)。2000年停年退官、千葉大学名誉教授。現在、聖母大学・千葉県立野田看護専門学校等の非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうたらパンダ

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私の出身大学でも講義していた先生の本。私は直接講義をうけたわけではないが、この先生の講義は落とす学生が多いので有名だった。書かれていることは尤もなのだが、これを実践するのは教員の側の負担も大きい。ということを講義するようになってから認識した。2012/06/25

米光一成

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興味深い。自分がやってる授業と根本のところは同じ方法。2010/01/01

ひらり庵

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ネット書店で購入。2週間で読了。大学教師が講義をやめて、学生に考えさせれば、私語はなくなり、よい授業が実現するという主張。しかし、提案されている指示・発問は、前提に「べき論」があるため、属人性が強いものである。だから、そうした権威を背負い得ない若い教師(適性のない教師)が実行した場合に発生する教室の混乱(人心の離反)は想像を絶する。筆者は、基本として学生は学びたがっているという前提に立っている。筆者には消費社会について考えた形跡がなく、現代学生の現状に対する筆者の前提は間違っているように思われる。2009/10/18

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