内容説明
動く言葉を生け捕りせよ!―日常を哲学につなぐ、しなやかな知的冒険。おとぎ話から哲学論議まで、言葉の不思議を斬る。
目次
第1章 人と人の間柄をつくるもの―おとぎ話にみる言葉の導く力(呪文;言葉から始まる;行動と自己の獲得;過去の効力;道徳と感情)
第2章 現実とフィクションとの交錯―『紅はこべ』にみる言葉の描く力(語が内蔵する意味;語と文;文:言葉の現実態;文が描く世界)
著者等紹介
松永澄夫[マツナガスミオ]
熊本生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学大学院人文社会系研究科教授
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