世界史の鏡<br> 森と川―歴史を潤す自然の恵み

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世界史の鏡
森と川―歴史を潤す自然の恵み

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  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887085077
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C1322

出版社内容情報

『歴史学研究』2010.6 <史料・文献紹介>から
自然と人間の関係に主眼を置く「環境史」,あるいは「環境歴史学」は,歴史学の一分野として近年活況を呈している。自然科学の専門家が加わっての学際的論文集の刊行,学術誌における特集などの形での研究成果が公になる事例は,枚挙に暇がない。しかしその一方で,西洋前近代史に限定するならば,日本語媒体でヨーロッパ地域全体を視野に含めた単著は,イングランド史を除きほとんど刊行されていない状にある。本書は叢書「世界史の鏡」環境部門の口切りとなる1冊として,森と川に焦点を据え,中世ヨーロッパの法的制度,人々の日常生活,そして心的世界における両者の一づけの素描を試みている。・・・中略・・・中世における自然環境の管理・保護規定と現代における自然保護思想とを短絡的に結びつけるのではなく,前者の背景に存在するその種の重層的な自然観の一端を掘り下げることにより,本書は,「ヨーロッパ中世」という特定の時代・地域における自然と人間の相互関係の一端を,より立体的な形で読者に提示することに成功を収めているように思われる。一般書という体裁をとっていることもあり,特にヨーロッパ中世という著者(そして評者)の専門外の読者にも気軽に手にとってもらいたい一冊である。・・・後略・・・     (評者:成川岳大)

内容説明

“森と川”から描き出した中世ヨーロッパ世界の実像。

目次

第1章 森と川の法と権利(森は無主地か王の所有地か;封建社会の河川;森と川の交通)
第2章 自然の恵みを集める仕事人たち(森の民;川の民;修道士と隠修士)
第3章 森と川を守れ!(都市民にとっての森と水;神々と妖精の棲まう土地;エコロジー思想の源泉?)

著者等紹介

池上俊一[イケガミシュンイチ]
1956年愛知県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(西洋史学専攻)中退。東京大学文学部助手、横浜国立大学教育学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授を経て、同教授。専門は、フランスとイタリアを中心とするヨーロッパ中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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陽香

1
201003082015/04/07

Teo

1
中世ヨーロッパにおいて森や川がどう見られどう扱われていたか。中世初期はまだ森や川の資源を不足する農業生産の補完物として利用できたが中世盛期にもなるとそれも不足してくる。意外だったのは川からの資源として川魚を大いに利用していたとの事。食糧事情がかつかつの時代には食べられる物は何でも利用したであろうが、こんなにも川魚がヨーロッパで食べられたと言うのは知らなかった。2010/04/09

めい

0
人間にとって都合よく利用し環境汚染も、ひきおこしていた。どの時代でも利権を行使する者に対し無法者が存在。人工化を好み、そう出来ない部分に怖れエルフやトロールなどを生む。人工化と宗教という見方は興味深かった。川は流通に利用され、多くの関所で税が徴収されていた。魚を食べること、養魚地の存在には納得させられる理由があった。川の民に、着眼したところはとても面白かった。2014/07/24

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