目次
国制史の魅力―ヨーロッパとロシア
ソヴィエト・ロシアの国制史家 石井規衛
1 広域世界(近世ドイツ帝国裁判所をめぐる研究動向―法による平和のヴァリエイション;中近世スウェーデンの対ロシア政治―バルト海と北極海の支配をめぐって;ロシア帝国の「宗派工学」にみる帝国統治のパラダイム)
2 社会と制度(内務省とゼムストヴォ―一九〇二年家畜疫病対策法をめぐって;帝政末期ロシアの官僚と出版―ヴァシーリー・クリヴェンコを事例として;ロシア革命における共和制の探求)
3 エリート(ブルゴーニュ公国の解体―その歴史的位相;ピョートル後のロシアにおける地方行政官人事―改革期の国制を担うエリート;ソ連共産党第二〇回大会再考―一九五六年七月一六日付中央委員会非公開書簡に注目して)
著者等紹介
池田嘉郎[イケダヨシロウ]
近現代ロシア史/現職:東京大学大学院人文社会系研究科准教授
草野佳矢子[クサノカヤコ]
近代ロシア史/現職:早稲田大学文学部等非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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