内容説明
言語的対立・融和を繰り返しながら多言語国家を形成してきたスイス。言語問題から見たスイスの歴史。日本におけるこれまでのスイス紹介では手薄であったフランス語圏の記述が多く、スイス像を豊かにしてくれる。
目次
1章 ドイツ語のスイスから多言語のスイスへ―一二九一~一四八一
2章 フランスの影響―一四八一~一七九八
3章 多言語国家スイスの誕生―一七九八~一八四八
4章 「言語の溝」掘り―一八四八~一九一八
5章 多言語、禍から福に―一九一八~一九四五
6章 「レシュティグラーベン」出現!―一九四五~二〇〇〇
7章 レシュティグラーベンの原因と言語共存の秘訣
日本の読者への「追記」
著者等紹介
ビュヒ,クリストフ[ビュヒ,クリストフ][B¨uchi,Christophe]
1952年、スイスのフリブール生まれ。両親はドイツ語圏スイス出身。フリブールの小学校、サンクトガレン州ゴサウのギムナジウム卒業後、フリブール大学とローザンヌ大学で哲学と政治学を専攻。1975~79年、ローザンヌ大学の助手。1980年にジャーナリストに転身。2001年7月よりノイエ・ツルヒャー・ツァイトゥング(NZZ)新聞社の西部スイス記者。かたわら執筆、講演、討論司会でも活躍。子供3人(いずれも成人)。居住地はローザンヌ(ヴォー州)とシャンペリー(ヴァレー州)
片山淳子[カタヤマジュンコ]
1942年、横浜生まれ。1965年、早稲田大学第一文学部英文科卒業。その後、東京とチューリヒで旅行会社に勤務。1984~2004年、元日本経済新聞社チューリヒ支局アシスタント。2006年、共訳『美しい足をつくる』を保健同人社より出版。現在、スイス(チューリヒ近郊)在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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