内容説明
本書は、西欧中世史研究会のメンバー20名が、史資料の扱い方を論じ、オリジナル史資料に基づく歴史分析を試みた論文集である。法制史、国制史・行政史、社会史・文化史、経済史といった幅広い領域の論文が収められている。
目次
1 法制史(国王ヘンリ2世のConstitutionesとAssisaについて―「1169年のConstitutiones」をてがかりに;『グランヴィル』の伝来状況―法書の法的性格をめぐって ほか)
2 国制史・行政史(ウィリアム征服王イングランド証書のなかの「偽文書」―ウェストミンスタ修道院宛証書から;Domina AnglorumとDominus Anglie―12世紀イングランド王位継承に関する一考察 ほか)
3 社会史・文化史(「資料」が語る騎士の姿―11世紀から13世紀におけるケントの騎士家族の「定性分析」;ジェントリの家系文書群はどのようにして作られ、どのように使われ、なぜいま残っているのか ほか)
4 経済史(ドゥームズデイ=ブックに見る11世紀イングランド東部の王領地経営;ハイワース=ハンドレッド再論にむけて―荘園会計記録の作成手続き試論 ほか)
著者等紹介
直江真一[ナオエシンイチ]
1952年生れ。1978年東北大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、九州大学大学院法学研究院教授
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