内容説明
ハプスブルクの皇后“シシー”。知性・自信・決断力をもちながら、孤独に苦しんだ美しい皇后の生涯を内面まで掘り下げて描く。
目次
マックス公と美しい娘たち
イシュルでの婚約
結婚式を祝うウィーン
苦痛に満ちたハネムーン
帝国諸州訪問の旅
シシーの逃避行
悲劇の皇太子
あこがれの地ハンガリー
美への傾倒
小宇宙ウィーン〔ほか〕
著者等紹介
永島とも子[ナガシマトモコ]
1964年大阪に生まれる。’86年大阪大学文学部卒業、’94年奈良女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。’90~92年オーストリア政府奨学生としてウィーン大学に留学、’92~98年ウィーン大学博士課程在学(専攻:歴史)。訳書に「エリザベート―栄光と悲劇」がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
苺***
16
華美に装飾されすぎず、史実を淡々と伝えてくるような本だった。他のエリザベート関連の本では知り得なかった事も書かれている。色々なエリザベート本と読み比べるのも良いかもしれない。2014/07/21
あくび虫
2
わくわくして面白くて、創作された物語を読んでいるようでした。程よい情報量で読みやすい。――エリザベート関係はフランツが気の毒でたまらくなくなります。魅力的な人物像なのは認めますが、エリザベートという人間はあまり好きになれません。2018/06/24
きぬとら
2
先月ミュージカルを観てハプスブルグ家にはまってます。これまでもテレビドラマに影響されて徳川幕府や李氏朝鮮にはまったけれど、今度はヨーロッパですね。学生の頃は歴史って苦手だったけどもっと興味持って勉強したら面白かっただろうと思う。 できればミュージカル観る前に読んでおけばよかった。もう一回見たくなってしまった。2016/09/04
れべっか
0
ミュージカルエリザベートを観るための予習として読みました。とても読みやすくて、かつ時代背景なども分かりやすくて良い勉強になりました♪読んでからミュージカルを鑑賞することで、ミュージカルも楽しむことが出来ました!2012/06/21