出版社内容情報
第1回(1997年)日本村落研究学会研究奨励賞受賞;家と同族の本質はタテではなく,公的な権利と義務をもつヨコの単位「株」と捉えられる。この家と同族に対し,成員は恭順で「われわれ」意識が生まれる。このようなものとして家は近世初期屋敷地登録者,本百姓に起源をもち,ヨコに拡大して地縁的性格をもつ。これが現代にいたる集団主義の起源である
内容説明
本書は、これまでの家・同族研究の展開をふまえて、近世村落社会の家・同族を歴史社会学的に分析した。
目次
第1部 理論と課題(社会学と家・同族理論;日本社会論と家・同族論)
第2部 家(村落社会と家;家と村落史料;家と家父長制)
第3部 同族(同族結合と本家分家関係;同族結合と組結合;同族の構造と機能;同族と親方子方)
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- 和書
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