内容説明
フィンランドの建築家アルヴァ・アールトの住宅デザイン決定版。
目次
メゾン・カレ
アールトの大きな傘の下で
アールト自邸とスタジオ
アールト夏の家
ヴィラ・オクサラ
ヴィラ・シルツ
ヴィラ・コッコネン
メゾン・アホ
エンソ・グッツァイト社宅
ヴィラ・タンメカン
ヴィラ・マイレア
著者等紹介
齋藤裕[サイトウユタカ]
建築家。1947北海道小樽市生まれ。独学で建築を学ぶ。1970齋藤裕建築研究所を設立。1986日本建築家協会新人賞を「るるるる阿房」で受賞。1992吉田五十八賞を「好日居」で受賞。1993東京アートディレクターズクラブ・原弘賞を『ルイス・バラガンの建築』で受賞。1998日本建築学会・北海道建築賞を「曼月居」で受賞。2000日本建築学会・学会賞および作品選奨を「曼月居」で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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黑春
13
フィンランドの建築家・デザイナー、アルヴァ・アールトの住宅作品集。 「メゾン・アホ」の玄関ホールからの眺めとトップライトの写真が好き。 「通り側へは背中を向け、中庭側へ家の顔を向けるべき」の言葉通り、中庭の存在感がある。特に「アールト夏の家」には強く感じる。 北国ならではの光のとり方、窓のデザインはとてもよい。2024/08/17
助作
3
アアルトの映画が公開されるとのことで興味を持って本を取ってみた。外観は周囲の自然と調和し、内部は暖かく居心地が良さそう。今見ても全然古さを感じさせない。理想的な住居が戦前既に生み出されていたことに衝撃を受けた。見たい、触りたい、住んでみたい。映画も楽しみになった。2023/07/12
ビシャカナ
1
自分は建築作品集などを読む時はだいたい先にパラパラとめくって全体を把握するのだが、この作品集に限っては項をめくるのを大事にしたい。住宅にすこしずつ近づいて周りの風景に調和する魅力的な外観を十分に堪能し、中に入れば連続的で温かみのある空間に胸踊らせ、外と繋がるような広々とした開口部、工夫を凝らしたインテリア、陽の光がいっぱいの採光。ほとんどが木やレンガ、石灰などのよくある材料を使い、色彩も白と黒ぐらいのものだが本当に豊かで贅沢な空間が広がっている。いつか訪れて本物を堪能したい。2013/06/11
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- 和書
- ヴィクトリア朝怪異譚