内容説明
教室の壁も、職員室もないユニークな学校ができた!伝統と人情の街・博多の真ん中で、学校統廃合の波を受けて生まれた市立博多小学校。地域とともに育ち、いきいきと生活する空間をつくり上げた、女性建築家の1460日間のストーリー。
目次
第1章 これまでの学校建築
第2章 新しい学校づくり
第3章 学校には生活がある
第4章 学校はまち、まちは学校
第5章 学校の使い心地
第6章 これからの学校建築
著者等紹介
工藤和美[クドウカズミ]
建築家。1960年鹿児島市に生まれ、主に福岡市で育つ。横浜国立大学建築学科を卒業後、東京大学大学院博士課程前期後期課程を修了。在学中にIAESTE研修生として、スイスとオランダで実務研修を受ける。1986年に設計組織シーラカンスを共同設立。のちにシーラカンスK&Hへ組織改正。現在、東洋大学教授。千葉市立打瀬小学校で1997年日本建築学会賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tatemonogakari
0
プールが庭になる話。2011/05/12
jimataro
0
この本も4年ぶりくらいに読み返した。教室を仕切らないオープンスクール、自分は体感したことないんだけど、この前参加したイベントがまさに同じ構成で、仕切ってなく自由に行き来できるけど空間として独立性があることを体感できた。教育は結局は中身だという人がいるけど、ハードウェアとしての力を軽視しないほうがいいと思う。根性論より環境変化の方が人は変わる。2023/01/05
コト
0
小学校の設計課題において大変参考になった。子供たちのことを第一に考えて設計している設計者として母として奮闘する著者の姿がみえる。2018/06/11