坂本一成 住宅-日常の詩学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784887062047
  • NDC分類 527
  • Cコード C3052

内容説明

閉じた箱「散田の家」(1969)から、家型の「代田の町家」(1976)、より自由な領域を求めた学会賞受賞作「House F」(1988)、都市への開放を試みた村野藤吾賞受賞作「コモンシティ星田」(1992)、そして、建築そのものの解放を標榜する「House SA」(1999)/「Hut T」(2001)まで、30年にわたる全16作品とプロジェクト13作品を掲載。併せて、各時代ごとに建築界へ問題を投げかけた主要論文11本を収録。全英訳付き。

目次

1 閉じた箱
2 家型
3 自由な架構と広がりの領域
4 都市への開放
5 建築の解放

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takumi

0
仕方ないのだが、言説は脳への浸透悪し。坂本一成写真集として見る方が良いのかな。私の中ではHOUSE Fが頂点。2014/11/16

masshi

0
坂本の処女作である「散田の家」に見られる<閉じた箱>という概念からスタートし、家型による閉鎖性からの開放、そして並列・併存による建築の解放に至るまで、デビューから2000年前後までの彼の歩みが写真と解説で分かりやすくまとめられた1冊。部分と部分の連関から全体性を形成し建築の内外の関係性を曖昧にしていく彼のアプローチは非常に人間的であり、スクラップアンドビルドで均質的に建築が生産されていく現代にあって考えさせられる点が多いなと感じた。2021/06/08

引用

0
制度から解放された個人が直接環境と関係して生活するアナーキーな社会観があるなとふと思った2020/09/10

u

0
内なる小宇宙としての住宅を突き詰めた「閉じた箱」「家形」から、都市との関係を「領域」で捉え直し、対象物としてではなく環境として捉えることを試みる修辞としての「構成形式」へ。家という題材に固執したからこそ導かれた建築構成学は、まさに坂本の「場や空間に貫かれている現代社会に対する洞察、現代人に対する認識」の建築表現。後を追う我々が建築の「構成」を語るとき、果たしてどれほどの射程を持ち合わせているだろう?ところどころ文章や言葉は粗いが作品群を一貫するナラティブとしては明快。2020/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/170393
  • ご注意事項

最近チェックした商品