内容説明
テレビ・マイカー・Tシャツ・Gパン・団地…、東京オリンピック・東海道新幹線…。現代生活の原点が30年代にあった。一流作家・エッセイストによる、ごくありふれた日常の暮らしの〈昭和時代〉史。
目次
序 わが人生の「濃密期」
第1章 時代(日本列島ボディ・ビル日本;大正50年;生活革新のヴィジョン)
第2章 衣・食・住(昔、ちゃぶ台というものがあった;マンション革命;昭和30年代以降のエンゲル係数の低下が物語るもの;戦後ファッション盛衰史;ジーンズ ほか)
第3章 社会・世相(千里山―大阪大陸のサラリーマン半島;電柱―木製の電柱は過激だった;私は新幹線に乗る;東京の事情;ここまできた脱帽化;世相コラム;東京オリンピック;ベストセラー ほか)
天声人語(国民の暮らし方;老人の座;結婚ブーム;「三ナイ主義」)
木村伊兵衛の写真―30年代