内容説明
人間の心性を深く表現する宮沢賢治の言葉の特異性と多様性を筆者の鋭い洞察力から読み解き、賢治世界にいざなう著者渾身の研究書。
目次
第1章 「苦に透入するの門」―『ゼロ弾きのゴーシュ』
第2章 子どもとは何か
第3章 「苦の世界」―『フランドン農学校の豚』
第4章 「ありうべかりし」賢治の伝記
第5章 大人の中の“内なる子ども”―『ポラーノの広場』
第6章 無意識の力
著者等紹介
秦野一宏[ハタノカズヒロ]
1954年、大阪生まれ。大阪外国語大学卒、早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在、海上保安大学校教授。日本ロシア文学会会員、宮沢賢治学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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