知られざるドイツの冒険作家カール・マイ

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784886952448
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0023

内容説明

カール・マイは日本の明治時代にあたる時期に活躍したドイツの大人気作家。全世界を舞台にした波乱万丈の冒険物語は、今なお人びとを遙かな夢の国へといざなってやまない。その数多くの作品は、ドイツでは百年を越す歳月のうちに、聖書に次ぐ発行部数に達し、また「国民作家」として評価が高い。しかしなぜか日本では、これまで「知られざる作家」であった。本書は、わが国における従来のドイツ文学のイメージを一変させる冒険作家の生涯を克明にたどり、あわせてその作品の魅力を読者に十二分に伝えるものである。

目次

第1章 その生涯と時代背景
第2章 膨大な作品の概観
第3章 世界を舞台にした波乱万丈の冒険物語
第4章 「世界冒険物語」の作品紹介
第5章 マイの社会的影響とマイ研究
第6章 後期作品の特徴

著者等紹介

戸叶勝也[トカノカツヤ]
1938年東京に生まれる。1961年東京大学文学部西洋史学科卒業。NHK教育局、国際局(この間ドイツ海外放送勤務)、日本大学経済学部教授を経て、現在、同大学非常勤講師。専攻、ドイツ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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2
ドイツというと「若きウェルテルの悩み」のゲーテや「魔の山」のトーマス・マンとか「車輪の下」のヘッセぐらいしか知らず、近現代でも「飛ぶ教室」のケストナーとか「モモ」のエンデぐらいしか思いつかない。が、ほとんどのドイツ人が知っている国民的作家なのだという。本書にはその生涯や作品解説のほかに代表的な冒険小説の一節が載っていて、それを読むと「十五少年漂流記」や「海底二万里」、「アルセーヌ・ルパン」などが思い浮かび面白そうなのだが、でもなぜ世界的な人気作家になれなかったのかな?ドイツ人だから?一度読んでみたいぞ。2013/07/07

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