西田幾多郎 世界のなかの私 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784886952295
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C3010

内容説明

世界に日本文化として「禅の思想」を広めた鈴木大拙。彼の無二の親友であり近代日本が生み出した最大の哲学者といわれている、西田幾多郎。その、難解といわれる西田の思想を「普段の生活の中から掴み出し現実化し、具体的な経験と結びつけて解き明かした」画期的入門書。

目次

序章 哲学すること・生きること―西田幾多郎の生涯
第1章 私はどこから来たのか―純粋経験
第2章 私が私を見る―自覚
第3章 すべてを包むもの―場所
第4章 あなたがいて私がいる―私と汝
第5章 作られたものから作るものへ―行為的直観
第6章 死ぬこと・生きること―宗教論
終章 世界のなかの私―歴史と社会を創る

著者等紹介

櫻井歓[サクライカン]
1972年、東京に生まれる。2004年、東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。現在、日本大学芸術学部准教授。専攻:教育哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阪口まな

8
ひとりで過ごす時間が増えたので人生の課題図書(いつかは読んでみたいけれど難しかったり大長編だったりして尻込みしている本の総称)に挑戦している。素敵な古本屋で『善の研究』を入手して挫折した。NHKの100分で名著を視聴して再挑戦したがまた挫折した。某哲学書を読みきれたことで調子にのって再々挑戦を試みた。挫折しそう。このままではいけないと思ったところで、中学生向けに西田哲学を解説したという本書に出会った。僥倖!心強い味方をつれて『善の研究』へ戻る。「絶対矛盾的自己同一的世界の個物的多」として。2020/08/31

あまね

2
西田幾多郎に興味を持ったのは、読メには登録していないのですが『マエカワはなぜ「跳ぶ」のか』を読んでからです。著者は、西田氏の『場所』の考えに影響を受けたとおっしゃっています。さて、本作は難解と言われる西田哲学を中学三年生にも理解できるようにと書かれたものです。さらっとしていますが、哲学本の第一歩にはいい本だと思います。『鈴木大拙の言葉』と併せて読むのがおススメかもしれません。2015/08/21

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