内容説明
再生可能エネルギーの開発が活発になり、電力の変換制御や電力の有効利用のエネルギーインフラ、およびスマートグリッドなど電力と情報を融合させる基盤技術としてパワーエレクトロニクスは、電気電子工学の重要な学術分野になっている。本書では、その基本を習得するため、まず電気回路の過渡現象とキャパシタやインダクタの基礎的性質を述べ、つぎにパワー半導体デバイスの基本特性と整流回路やインバータなどの半導体電力変換回路の動作原理と基本特性を記述し、実際の応用で留意すべき基本的な内容や適用技術の基礎となる事項を取り上げ解説している。
目次
序章 パワーエレクトロニクスとは
第1章 電力変換回路の基礎
第2章 パワースイッチング回路の基本性質
第3章 パワー半導体デバイスの基本特性
第4章 パワー半導体デバイス適用の基本
第5章 交流‐直流変換回路の基本動作と特性
第6章 直流‐交流変換回路の基本動作と特性
第7章 直流‐直流変換回路の基本動作と特性
第8章 交流‐交流変換回路の基本動作と特性
第9章 システムの構成と制御の基本
第10章 電動機制御システムの基本
第11章 電力利用・発生・輸送用パワーエレクトロニクスの基本
著者等紹介
松瀬貢規[マツセコウキ]
1971年明治大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了。同年工学博士、明治大学工学部専任講師。1979年明治大学工学部(現理工学部)教授。2009年電気学会会長。電気学会終身会員、電気学会フェロー、IEEE Fellow、日本工学会フェロー、中国清華大学客座教授。主な著書に「電動機制御工学」(電気学会、2007)(電気学会著作賞受賞)などがある
齋藤涼夫[サイトウスズオ]
1975年早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻修士課程修了。同年東京芝浦電気株式会社府中工場開発設計。1992年株式会社東芝重電技術研究所。博士(工学)、電気学会上級会員、IEEE Senior Member(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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