出版社内容情報
ロシア・ウクライナ・EU「ヨーロッパ共通の家」は夢のまた夢なのか――
緊急寄稿
NATO拡大が作ったプーチン戦争の悲劇
下斗米 伸夫(神奈川大学特別招聘教授)
特集1 揺れ動く世界―帰国危機そしてウクライナ・台湾・琉球弧
特集2 コロナ禍で健康と暮らしと街の風景が変わった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瓜月(武部伸一)
5
ソ連・ロシア政治史学者の下斗米伸夫氏による緊急論考は、プーチンのウクライナ開戦に至る経緯が、ロシア・ウクライナ・アメリカ(NATO)との関係性として解説される。有意義。しかし今号の記事では何より、元ILO理事の中嶋滋氏による「ミャンマー国軍独裁に統一民主政府の樹立で対抗」ウクライナ戦争の陰でマスコミ報道も少なくなった(最近のNHKスペシャルは良し)クーデター後のミャンマー情勢、この1年の動きが述べられている。今もミャンマーで市民・青年が軍の暴虐に屈することなく、周辺少数民族と合流し闘い続けている事が判る。2022/05/04