内容説明
「鬼の動労」をつくりだし、国鉄分割・民営化後はJR東労組を率い「抵抗とヒューマニズム」を掲げ安全問題や国際連帯の創造などに取り組んだ労働運動家・松崎明。果たして彼が目指してきたものは何だったのか。死後10年―生い立ちから労働運動への歩みと情熱、「黒寛」との出会いと衝突、闘争、そして裏切りと弾圧、晩年の苦悩まで。松崎明を支えることに力を尽くした著者が、膨大な資料と証言からその真実に迫った本格評伝。
目次
第1部 生い立ち(比企郡高坂村;成長;国鉄)
第2部 進撃(スターリン主義からの決別;『ケルン』の発行;運転保安の闘い ほか)
第3部 模索(時代の曲がり角;「貨物安定輸送宣言」;七〇年代から八〇年代へ ほか)
著者等紹介
四茂野修[ヨモノオサム]
1949年東京都生まれ。東京大学文学部哲学科中退。動労本部に就職して労働運動に従事、JR東労組、JR総連の役員を歴任。2019年まで国際労働総研専務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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