出版社内容情報
炭鉱夫の誇りを娘に語る父。そんな父を尊敬する少女。1963年11月9日の三池炭鉱三川鉱炭塵爆発事故は二人の関係を一変させた。炭鉱夫の誇りを娘に語る父。そんな父を尊敬する少女。1963年11月9日の三池炭鉱三川鉱炭塵爆発事故は二人の関係を一変させた。一酸化炭素が充満した坑内で父親は低酸素による高次脳機能障害になったのだった…。
高次脳機能障害の患者さんと家族の問題を静かに問いかける絵本が誕生しました。
東川絹子［ヒガシカワキヌコ］
著・文・その他
原田健太郎［ハラダケンタロウ］
イラスト
著者等紹介
東川絹子［ヒガシカワキヌコ］
福岡県門司生まれ、大牟田市四山町四山社宅で育つ。高校時代に同人誌「頽廃の中」に参加。詩や童話を書く。現在、詩とエッセイの同人誌「オリオン」発行。「関西・炭鉱と記憶の会」に所属
原田健太郎［ハラダケンタロウ］
株式会社ラジェンヌプロダクション所属グラフィックデザイナー／イラストレーター。１９８９年生まれ。京都精華大学マンガ学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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みさどん
15
炭鉱で働くお父さんは、心優しくなんでもできた人だった。でも炭鉱事故で、幸い命は助かったのに、仲間を助けていての一酸化炭素中毒。そんな悲劇もあるのだ。子ども返りをしたような状態に胸がつまる。悲劇が繰り返されないようにと、十分な補償がなされるようにと、思った。2025/04/16
