内容説明
社会科の授業はドラマである―。「正解」を瞬時に得て、「すっきり」する授業ではなく生徒たちの心の記憶に、このテーマはこれからも考えてみる、と感じ取ってくれる授業を目指すのだ―。得度した社会科教師が生徒に「問いかける」教育実践。
目次
第1章 「デジタル思考」について―宗教を切り口とした学びとの比較
第2章 葛藤を組織する社会科の授業
第3章 福島をフクシマへと普遍化する授業の試み―原発と原爆をめぐる葛藤の組織化
第4章 「言葉」にこだわり、葛藤を組織する授業―学生が抱いた授業への違和感をめぐって
第5章 「A教諭」のライフストーリー―授業観を支える価値意識について
第6章 得度した社会科教師の宗教断章―歴史学者上原專禄と対話しながら
終章 社会科の学習の成立―アナログな知性へのこだわり
著者等紹介
服部進治[ハットリシンジ]
1947年生まれ。当時の東京教育大学文学部哲学科卒業。都立高校で、「倫理」「政治・経済」「現代社会」を担当。その間、東京大学非常勤講師などを兼任し、退職後、聖心女子大学非常勤講師を経て、現在東京経済大学非常勤講師、浄土真宗本願寺派僧侶、全国民主主義教育研究会(全民研)副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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