相互扶助論 (〈新装〉増補修訂)

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784886838131
  • NDC分類 309.7
  • Cコード C0030

目次

動物の相互扶助
未開人の相互扶助
野蛮人の相互扶助
中世都市の相互扶助
近代社会の相互扶助

著者等紹介

クロポトキン,ピョートル[クロポトキン,ピョートル] [Kropotkin,Peter]
1842~1921。ロシアの思想家。ロシアでの革命家としての活動は1870年代から1880年代の後半で終わっている。その後イギリスに亡命し、研究・執筆活動を続けた

大杉栄[オオスギサカエ]
1885~1923。幸徳秋水らの平民社に加わり、電車賃値上げ反対運動、赤旗事件などで数回投獄された。大逆事件後の社会主義冬の時代には、文芸・思想界の近代的自我覚醒の思想を批判しつつアナキズム思想を独特の形で深めた。1923年、関東大震災の混乱の中で、憲兵大尉甘粕正彦により殺害された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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横浜中華街2024

11
1902年出版。日本の有名なアナキスト大杉栄が翻訳。著者のピョートル・クロポトキンは、ロシアの革命家・政治思想家であり、プルードン・バクーニンと並んで、近代アナキズムの発展に尽力した人物。この本は1章と2章が生物学、3章と4章が人類学・民俗学、5章から8章まで歴史学といった感じの内容で、通読するだけで多くを学ぶことが出来る。改めて著者の博識に感嘆する。2022/09/24

てれまこし

3
進化には、個体間の生存競争よりも自然に対抗する広義の生存競争の方が重要で、個人主義より相互扶助がものをいう。個体としては決して強くはない人間が、自然を征服し生活をより豊かに美しくして行ったのは、まさにこの協同のおかげである。一人や二人の王や勇士でもなく、戦争や革命でもなく、匿名の英雄たちが足りない知恵を合せて、地道に労働を通じて築いたのが人類進歩の真の歴史である。柳田国男が日本の常民史として発掘しようとしたのもまさにこれであった。柳田を隠れアナーキストとするには及ばないけど、なるほどこれは大きな発見だ。2018/02/16

Sin'iti Yamaguti

0
クロポトキンについては、漠然とアナーキスト、革命家、というイメージしかなかった。本書では、クロポトキン(それに訳者の大杉栄も)の該博な知識に裏付けられた、壮大な人類史の展望が明らかになる。相互扶助はいわば生物的な本能である。近代国家が地域のコミュニティを破壊しても、本能までは消し去ることができない。ここでアナーキズムの理念とは、国家を相対化し、相互扶助を基軸に据えた新たな社会の創出であることだと理解できる。私たちは、国家に対して過度な期待をいだくべきではなく、いわんや絶対視すべきではないのだ。2023/08/05

みゆか

0
ラストの解説まで含めて、納得2022/05/10

湯豆腐

0
アナキズムと言われると無秩序なイメージがあったが、本書は人間(あるいは動物)の本質は相互扶助であるとする。昨今話題の公共性の議論と併せて考えると面白いかもしれない。2019/07/10

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