内容説明
戦後最初の政治的冤罪事件に迫る。
目次
暴走
目撃者たち
予告されていた事件
高相会議
叩き潰せ
その前夜
そのとき風呂にいた
別の人びと
虚構の構築
逮捕令状〔ほか〕
著者等紹介
小松良郎[コマツヨシオ]
1918年東京都生まれ。旧制成城高等学校文科を経て、1941年東京大学文学部東洋史学科卒業。東京都立商科短期大学教授。歴史教育者協議会副委員長として地域に根ざす歴史を提唱。晩年は「無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会」で、袴田さんの再審のために尽力した。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tsunemi
8
GHQ統治下の闇の疑惑事件の一つ、三鷹事件、地元が隣町なので気にはなっていましたがちゃんと調べるのは初めて。下山事件、松川事件などに比べると著者以外の方が誰も題材にしていないという謎。他事件同様共産党潰しのため無実の罪を多数着せられ、脅迫により嘘の自白を強要させられる。無念の獄死を遂げた竹内被告、適切な治療が施され延命できていれば司法の改善により無実を照明できたのか?様々な状況が重なり一概には言えないが知っておくべき闇の歴史の一つである。2019/11/16
万次郎
2
竹内氏は冤罪なんだろうな~。でも、誰が…? モヤモヤ感が残るな、未解決事件は。2012/02/04