内容説明
幕府=封建的絶対権力、鎖国体制=世界と切り離された自給自足社会という虚構の背後に姿を現した日本近世史の実像。
目次
第3章 「近世の日本」批判1(「大航海時代」の背景は?―世界史を把握しない間違いだらけの記述;ポルトガル・スペインは世界を分割できなかった;鉄砲の普及が戦国の世の終わりを早めたわけではない―「ヨーロッパ人の来航」の近視眼的記述;信長は「旧体制」の再編強化を図った―「旧体制」の破壊者という信長像の誤り;「天皇の平和」による全国統一―秀吉は全国を武力統一したわけではない;「政教分離」の宗教改革としてのキリスト教の禁止―秀吉のバテレン追放令の真実;国内統一戦争の継続としての朝鮮侵略戦争;室町公家文化の拡大・継承としての桃山文化;江戸幕府は豊臣の公儀と並立していた ほか)
著者等紹介
川瀬健一[カワセケンイチ]
1950年神奈川県小田原市に生まれる。1973年国学院大学文学部史学科(東洋史専攻)卒業。1974年~2003年まで、神奈川県川崎市で公立中学校社会科教諭をつとめ、2003年春退職。その間、市教組中央委員・教研対策委員、職場では図書館指導・文化祭企画委員・環境教育推進委員などを務める。退職後は、著者サイト「学校をかえよう」などで評論活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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