内容説明
その日「俺」は党の指令にしたがい、小河内村の原駐在所襲撃へと向かった。「血のメーデー」事件、共産党が「中核自衛隊」500隊10,000人を組織していた時代、革命幻想にとらわれた若き青年群像の中に「俺」はいたのだ。隠されてきた昭和史の空白を埋める力作。
著者等紹介
鈴木茂夫[スズキシゲオ]
1931年生まれ。本籍・愛知県。船会社に勤務していた父に伴われ、日本と台湾で幼少年時代を過ごす。基隆・双葉小、大阪・五条小、台北・錦小、高雄・堀江小、高雄中学、台北四中に在学。1946年愛知県立惟信中学校第四学年に編入。1949年愛知県立惟信高等学校卒業。1954年早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。1954年TBS(東京放送)入社。テレビニュース・チーフディレクターなど。1995年佛教大学文学部佛教学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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