内容説明
「スパイの妻」―世間の冷たい視線を受けながらも、淑子は夫を信じた。そして自分たちの結婚に誇りをもって生きた。悲しくて美しい愛のドキュメンタリー。
目次
はじめに 残された一五九通の獄中書簡
第1章 「ゾルゲ事件」最後の生き証人・ヴケリッチ淑子の死
第2章 山崎淑子の生い立ち
第3章 ブランコ・ド・ヴケリッチ―ザグレブの青春時代、そして日本へ
第4章 かくて国際諜報機関「ゾルゲ機関」は生まれた
第5章 ヴケリッチと淑子の出会い、そして結婚へ
第6章 諜報活動の拠点となった「ヴケリッチ家」
第7章 独ソ開戦から日米開戦前夜の暗い時代に
第8章 「ゾルゲ機関」摘発さる―夫・ブランコとの別れ
終章 山崎淑子と息子・洋の戦後
著者等紹介
片島紀男[カタシマノリオ]
1940年、東京生まれ。63年、慶應義塾大学法学部卒業後、NHK入局。佐賀局、福岡局時代には、九州・沖縄の近現代史の人物を描く番組などに取り組む。84年に東京転勤以後、教養番組、特集番組を担当。日本、アジアの現代史を一人の人間および群像で描くドキュメンタリー番組をつくりつづけ、異色の“こだわり派ディレクター”として活躍。定年後、NHKエデュケーショナルで後進の指導にあたった後、現在、フリー。また「帝銀事件・平沢貞通氏を救う会」の事務局長を務めながら、「放送人の会」の会員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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