内容説明
小学校の累の休耕田を定年パワーが自然の公園に変えた。メダカが戻り、トンボが飛びかい、カワセミもカルガモもやってきて、子どもたちの瞳がかがやいた。
目次
自然に包まれて
メダカが滅びる
トンボ公園を作る
飛ぶ宝石
自然塾トンボクラブ
よみがえったトンボの里
外来動植物
水のみと水浴び
昆虫とクモ
水鳥たちのシンフォニー
カルガモの誕生
エピローグ 掌中の珠
著者等紹介
鎌奥哲男[カマオクテツオ]
1929年、長崎県生まれ。長崎県種畜場勤務、東京動物園協会勤務をへて、1994年、埼玉県鳩ヶ谷市に湿地生態園(通称トンボ公園)をつくる。「鳩ヶ谷にトンボ公園をつくる会」代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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バニラ風味
9
1999年。鳩ヶ谷にトンボ公園ができました。最初はゴミ捨て場同然だった休耕田に湿地を作り、まずはメダカの放流。湿地には工夫を重ねて、トンボやカワセミ、サギなども来るようになりました。次第にお手伝いの人も増え、地域の子供たちか整備を手伝うようになり、昆虫や鳥の観察もするようになってきたのです。2003年、区画整理のため、トンボ公園は埋め立てられましたが、4年間の自然観察の記録や、人々とのふれあいと成長が、この本になりました。自然を知り、自然と共に生きていくことの大切さを、改めて考えさせられる本です。2014/09/28