内容説明
本書は、新しい歴史教科書をつくる会が扶桑社から発行した中学校用検定済教科書の「第2章:中世の日本」の詳細な批判である。
目次
第2章 「第2章:中世の日本」批判(「武者の世」―武士が政治の実権を握った時代という誤解;「平氏政権」という幻想―権力を握っていたのは後白河だ;「源平合戦」という嘘―二派に分かれた皇統の争いだ;「武家政治」という虚妄―まつりごとは貴族の特権だ;将軍の形骸化は王朝から幕府を守るためだった;幕府は王朝の一機関にとどまれ―承久の乱の実像;「武士とは何者?」―朝廷から「職」を預かる者;元寇―「一国主義」に陥った「神風史観」;唯一の統一政権となったゆえの矛盾―「鎌倉幕府の衰え」の真実;個人救済仏教へ―鎌倉新仏教の性格 ほか)
著者等紹介
川瀬健一[カワセケンイチ]
1950年神奈川県小田原市に生まれる。1973年国学院大学文学部史学科(東洋史専攻)卒業。1974年~2003年まで、神奈川県川崎市で公立中学校社会科教諭をつとめ、2003年春退職。その間、市教組中央委員・教研対策委員、職場では図書館指導・文化祭企画委員・環境教育推進委員などを務める。退職後は、著者サイト「学校をかえよう」などで評論活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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