内容説明
戦後労働運動、労働者協同組合運動の先頭に立ってきた著者が、空前の危機の時代にあって、生活者・消費者の立場から７つの提言を呈示する。
目次
第１章 理想社会を求めて
第２章 資本主義の六つの致命的欠陥
第３章 小泉構造改革の本質
第４章 資本主義をコントロールする戦略
第５章 いかなる社会をめざすか
第６章 政党・労働組合・生協への期待
資料 労働者は企業の主人公になりうるか（一九八八年八月、中西五洲講演記録）
中西五洲さんへのエール
著者等紹介
中西五洲［ナカニシゴシュウ］
大正１１年三重県多気町に生まれる。昭和１５年宇治山田中学卒業。昭和１６年法政大学入学のち中退。昭和１８年在学中治安維持法で逮捕、東京地裁で懲役３年の実刑。昭和２０年１０月、マッカーサー指令で釈放。昭和２８年全日本自由労働組合（全日自労）を創立、初代委員長になる。都合３回２０年間委員長を務める（最高時２０万人の組織となった）。昭和４７年三重県民生活協同組合を創立。１８年間理事長を務める（組合員６万人、事業高１５０億円）。昭和５４年世界労働組合連盟（世界労連）執行委員（７年間務めた）。昭和５４年中高年雇用福祉事業団全国連合会を創立。１５年間理事長を務める（日本労働者協同組合連合会の前身）。平成３年千葉大学非常勤講師（２年間務めた）。平成６年三重県高齢者生活協同組合を創立、代表理事。平成１０年三重県高齢者福祉会を創立、理事長。平成１１年高齢者協同組合全国連絡会、代表委員
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