内容説明
イスラム教徒のアフリカ青年に好意を寄せる娘。その恋愛と婚約への道筋を戸惑いながらも温かく見守る父親。父と娘の現代的な絆を通して“アフリカから吹いてきた風”を鮮やかに描く表題作はじめ、秀作五編。
著者等紹介
牧梶郎[マキカジロウ]
1942年、東京に生まれる。都立高校3年の時に60年安保闘争を経験。大学入学後は日韓会談反対の運動や学園祭実行委員などに参加するが、学園闘争が燃え盛る直前の1967年に東京大学工学部を卒業。以来現在まで、30年以上にわたって技術系職員として、主に外資系企業でサラリーマン生活を送る。その間、日本民主主義文学同盟に加盟し退会、1998年に文学同人「葦牙」に参加。現在は「葦牙」同人、世界文学会会員、日本民主主義文学会会員
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