内容説明
民医連(全日本民主医療機関連合会の略称)で働く看護婦たちは、二年に一度、全国から集まって、日ごろの看護実践をまとめ交流する集会を開いている。第五回看護活動研究交流集会は二〇〇〇年九月、「二十一世紀に豊かに発展させよう、人権を守る民医連看護―安心して住みつづけられるまちづくりの輪のなかで―」をテーマに、大阪で行なわれた。本書は、その集会で報告された実践のいくつかに、介護保険が始まって地域でどんなことが起きているのかなどを加え、医療にかかわる方々や一般の方々にも広く読んでいただきたいとまとめたものである。本書では、糖尿病患者さんの労働を消費カロリーとして換算することで、より科学的な治療や指導につなげる方法を紹介している。
目次
はじめに 糖尿病密着ターゲスを取り組んで
第1部 現代の国民病、糖尿病とは
第2部 「糖尿病密着ターゲス」リポート(働き盛りの療養生活を支える;患者さんの主体的な療養意欲を引き出す;民主的なチーム医療で療養指導にあたる)