出版社内容情報
第一部 非営利・協同と民主的医療経営
非営利・協同とは何か／思想史のなかでどう位置づけるか／ＮＰＯと協同組合／非営利・協同の社会的な力／非営利・協同組織における民主的経営／非営利・協同組織と「搾取」／非営利・協同の展望
第二部
はじめに／非営利・協同組織の概念／医療・福祉の規制緩和と営利化／医療・福祉の非営利・協同組織／民医連運動の到達点とその特徴／有田光雄氏の民主経営論について／むすびにかえて
内容説明
医療・福祉の分野における非営利・協同の運動は、これから２１世紀に向かって、大資本中心の市場原理万能論、利潤追求第一主義に反対し、働く人びとの生命と人権を守る医療専門家と住民の共同の運動といえる。民医連運動は医療経営という独自の立場から、社会保障推進協議会など地域の労働者や勤労市民のさまざまな運動と手を携え、その社会的使命を果たしていくものといえる。本書は働くものの民主的医療機関として民主的集団医療を実践してきた民医連運動の今日の到達点と課題を、広く民医連内外の人びとに理解してもらうためにまとめたものである。
目次
第１部 非営利・協同と民主的医療経営（非営利・協同とはなにか；思想史のなかでどう位置づけるか；ＮＰＯと協同組合；非営利・協同の社会的な力；非営利・協同組織における民主的運営；非営利・協同組織と「搾取」；非営利・協同の展望）
第２部 わが国の医療・福祉と非営利・協同組織（はじめに；非営利・協同組織の概念；医療・福祉の規制緩和と営利化；医療・福祉の非営利・協同組織；民医連運動の到達点とその特徴；有田光雄氏の民主経営論について；むすびにかえて）
