闇の男上祐史浩―終らないオウム真理教

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闇の男上祐史浩―終らないオウム真理教

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886834232
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「軽すぎた」刑の秘密を明かし、オウムの変わらない危険性をえぐる! 今、オウム問題をどう見るべきか

【特別インタビュー】宗教学者・浅見定雄氏に聞く「カルト集団とマインドコントロール」収録! オウム真理教、ライフスペース……。繰り返されるカルト集団の事件。健全な人こそはまるマインドコントロール「10の法則」とは?

1 上祐史浩の謎
2 いま、オウムは危険か
3 信者たちは「特殊」か
4 オウムの危険性にどう対処すべきか

・浅見定雄氏に聞く カルト集団とマインドコントロール
・オウム問題についての私の反省 あとがきに代えて


 上祐史浩はこれからどのような人生を送っていくのだろうか。

 地下鉄サリン事件が発生し、オウム真理教に強制捜査が入った直後、ロシアで活動していた上祐史浩は麻原彰晃からただちに帰国するよう命じられた。日本に戻ってからの上祐ヘ、テレビに積極的に出演し、記者会見などでも教団は事件と無関係との論陣を張った。「教団の顔」としての活動は、あれから5年が経とうとしているのにいまだ印象的だ。1995年10月6日に逮捕される直前、彼は私にこう語っている。

 「私には残った信者たちの生活を守る仕事があるんですよ。何よりも信仰が大切なのであって、そのためにはオウム真理教の組織がなくなってもいいと思っているんです」

 幻の自主解散構想だ。上祐からこの相談を受けたとき、私はこの構想が彼の逮捕に結びつくとは思ってもいなかった。「私の逮捕はありませんよ」と本人も自信をもって語っていたぐらいだ。その根拠を推測させる発言を私は上祐から密かに聞いていた。上祐史浩と私だけが共有しているそうした「秘密」がある。そのすべてをこれから明らかにしようと思う。上祐史浩が凶悪事件にも関わっていたかもしれないと聞けば多くの人はどう思うだろうか。私

内容説明

12月上祐釈放。この男の復帰がオウムにもたらすものは?「軽すぎた」刑の秘密を明かしオウムの変わらない危険性をえぐる!いま、オウム問題をどう見るべきか。

目次

1 上祐史浩の謎
2 いま、オウムは危険か
3 信者たちは「特殊」か
4 オウムの危険性にどう対処すべきか
浅見定雄氏に聞くカルト集団とマインドコントロール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大熊真春(OKUMA Masaharu)

1
オウム真理教元幹部上祐史浩氏の服役中に書かれた本。オウム事件への総括ではなく上祐出所後の教団への対処を考えたもの。◆「オウム信者以外の」被害者のことしか考えていない印象を受けた。◆人権を守ることに例外を認める、オウムは例外だという考えには賛同できない。◆後半で対談している浅見定雄氏(統一教会からの脱会活動を古くからやっていた人。)のほうが現実的だね。◆現在の有田氏とは違うであろうと思われるわけで、私は「有田芳生氏について」の資料的価値を感じた。2015/05/28

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