出版社内容情報
1989年の教育指導要領で新設され、いま注目の「生活科」。それは「高学年理科教育の準備」か、「生徒の生活体験に基づく人間形成」か。
さまざまな教育実践や設立の源流に遡り、あるべき生活科を考える。
一 低学年理科の史的考察
教科の準備としての直観料
生活・経験を尊重する自然科
教育改革と低学年理科
など
二 生活科の教育実践
自然観察/生活科と観察料/「さくら」/「赤ちゃん探し」/「やなぎのわた」/「秋の虫(こおろぎ)/「冬の天気」/「あさがおは生きている」/「はらっぱ教室」/「ヘチマの水とり」
など
内容説明
本書では、「生活科」の源流を低学年理科の萌芽にさかのぼり考察。「生活科」は「何を」「どのように」教える教科か、低学年理科の実践的研究から、その内容と方法を探っている。
目次
第1部 低学年理科を中心とした生活科の源流(教科の準備か、教育の基礎か;生活・経験を尊重する自然科;教育改革と低学年理科)
第2部 生活科(低学年理科)の研究と実践(野村芳兵衛の「自然観察」;田島小の「生活科」と「直観科」;国分一太郎の「自然観察の綴方」;桑原理助の「さくら」「赤ちゃん探し」;小林実の「やなぎのわた」「しゃぼん玉」 ほか)