出版社内容情報
沖縄人権教会理事長による、戦後の沖縄における米軍による犯罪、基地被害の調査記録。
日米地位協定、日米安全保障条約に関する資料・意見書も多数収録。
「日米地位協定」の問題点を詳細に衝く。
Ⅰ 沖縄における米軍の犯罪
射殺・射傷/輪禍/強盗・傷害/婦女暴行/爆発・薬禍/虐殺/死の山
Ⅱ
「日米地位協定」に関する意見書(95.9.29)
少女傷害事件に関する沖縄県議会意見書
沖縄人権教会の抗議声明
復帰後の米軍犯罪に関する沖縄県議会の決議・意見書一覧
『沖縄における米軍の犯罪』は、95年9月に発生した米軍兵士による少女暴行事件を機に緊急出版された。著者がそれまでに系統的に記録・収録してきた「米軍の犯罪」を犯罪の形態によって一覧・整理したところに特徴がある。
目次
第1部 沖縄における米軍の犯罪
第2部 日米地位協定を衝く
第3部 資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
38
先日、BSスペシャル「強いられた沈黙〜発掘・沖縄の米軍犯罪記録〜」を観て、そこで紹介されていた天願盛夫の『沖縄占領米軍犯罪事件帳』を探してみたがどこにも無い。 その代わりということで、図書館で本書を借りてきた。 30年近く前の1995年に出版された本である。 この年の9月に発生した三名の米兵による少女への暴行傷害事件を契機として出版された本だ。 残念ながら、「第一部 沖縄における米軍の犯罪」は、1977年に発行され絶版になっている『牲(にえ)ーー戦後米軍犯罪の記録』の復刻なので、本土復帰後の事件は→2024/07/07