内容説明
語られなかった『オズの魔法使い』。ハッピーエンドに隠された、オズの国の恐ろしい実体とは?独裁者オズ大王、小さな刺客ドロシー、そして魔女に仕立てあげられた哀しい女―善と悪、常識と非常識がいりみだれるブラック・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Alm1111
3
★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎。ウィキッドの原作というので読んだが700ページ費やしても最後までただの苦行だった。そもそも何故にオズを題材に選んだのか意味不明。ボウムが書いた「オズの魔法使い」と世界観が違いすぎる。無理矢理オズのエピソードをはめ込んでいるものの、完全に大人向けの小説で、異端、政情不安、欲望、暴力、嫉妬が渦巻くオズの国など誰得の小説?殺人やエロ描写の多さにもうんざり。話の筋もわかりにくいが、何を言いたいかわからない直訳的な翻訳もひどい(誤字も散見)。ともかく主人公の屈折した性格には全く共感できなかった。2023/07/31
橙縁
2
ミュージカルを見てからだと、山場の分かりにくいことと、ずっと続く暗鬱な展開に、良い気持ちでは読めなかった。悪とは何ぞや?と言う問いは本当に面白く考えるに足る問題だと思うが、作者のスタンスがよく分からなかった。エルファバの言葉を額面通りに受けとるならば、結局定義付けは出来ないってことだったのかな?とにかくエルファバの生涯が悲しすぎて、なまじ現実的なだけにしんどい話だった。ミュージカルより良かった点と言えば、ボクがずっと好ましかったこと。そして『自ら選択する』というテーマについてエピソードが多かったことだ。2010/02/27
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1
ウィキッドみたので原作を。これは昔著作権なかった時代に書かれたものなので、作者はオズのライマン・フランク・ボームさんじゃありません。個人的には良かったです
ゆかたん
0
面白かった!!オズの魔法使いの話どんなだったっけ…。2014/01/14
ののの
0
劇団四季の講演で感動して。やっと読めました。原作も良かった。もう一回、ミュージカル見に行きたいな。2013/04/14