内容説明
これから「作品づくり」を始めたい人、書の表現方法をさらに深めたい人のために「条幅作品のお手本」として編集されたものである。初歩的な詩句から始まり、五言絶句、七言詩句など、楷書、行書、草書、隷書で書き分けて文字数別に編成し、読者それぞれの力量と好みによって手本を選んで練習できるように工夫した。
目次
福慶 美福慶也
柏葉壽
和氣致祥
萬物生光〓
蘭飛馨
春潮帯雨晩来急
巌上無心雲相逐
雪浄胡天牧馬還
夜半樟亭驛 愁人起望郷
城中展眉處 唯是有元家〔ほか〕
著者等紹介
川邊尚風[カワベショウフウ]
1934‐2014。京城生まれ。高野山に学ぶ。父の薫陶を得て幼児期より書に親しみ、長崎で師・塚本一道に出会い、書家を志すこととなる。上京して大貫思水に師事、指導者としての見識を高めながら独自の用筆法を確立し、今日の書風の基礎を築く。さらに筆脈瞭然、誰にでもわかる書の正しい姿を求め、在野にあって書展や著作物で多くの書作品を発表しながら、書の普及、門弟の育成に全力を傾注した。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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