目次
序章 インダストリー4.0とは何か(ドイツの産業政策としてのインダストリー4.0;インダストリー4.0を追うのは)
第1章 地球に、何が起きていて、何が問題・課題なのか(成長の限界;工業の幻想 ほか)
第2章 ドイツ、米国、日本では何が起きているのか(ドイツで起こっていること;米国で起こっていること ほか)
第3章 解決のためのコア(モノには神様がいる;布教活動 ほか)
第4章 地球工場の向かっていく方向と行き着くところ(金融リスクの回避;人口と雇用 ほか)
著者等紹介
柴田英寿[シバタヒデトシ]
生まれは三重県伊勢市(1967年)で、小学校より名古屋で育ちました。早稲田大学に入って東京に出てきました。日立製作所でシステムエンジニアになり、横浜に住んでいます。その後、大学院でセントルイスに住み、ロサンゼルスにも、ひと夏、いました。サプライ・チェーン・マネジメントが本職でしたが、サプライ・チェーンのシステムに関する特許を書き出したことから、知的財産権の世界に入りました。東京大学の非常勤講師や日本知財学会の創設期の理事などをするようになり、非常勤講師の延長線で、ボランティアの事業計画講座を毎年開催しています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aspheric
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独米日のものづくりの特徴を整理し、日本のものづくりがどうあるべきか論じている。ドイツは産業政策としてインダストリー4.0を提唱し、戦略的に製造業の高度化を進めている。(標準化して複雑さを最小化)日本は標準化してもなお残る標準化不可能な領域(複雑さ)に価値を見出し、匠の技術を活かすべきとしている。標準化の推進を一神教の布教精神になぞらえている切り口が面白い。(唯一絶対の神の教えは素晴らしいので広めなくては)日本は多神教ゆえに、欧米に比べ「圧倒的にリーダーシップが欠落している」のだろうか。2015/12/17