内容説明
野坂参三が提唱した「愛される共産党」路線に惑わされるな!ソフト路線に転換したように装っているが、いまだに暴力革命路線を捨てていない日本共産党。「共産党を知らない世代」にその恐ろしい野望を教えます。
目次
第1章 日本でなぜ「人民戦線」は出来なかったか
第2章 共産党の怖さ、一から教えます
第3章 野党共闘で甦る日本共産党の野望
第4章 「野党共闘」は共産党の隠れ蓑
第5章 志位和夫、小池晃はなぜ交代しないのか
第6章 皇室の自壊を待つ日本共産党
第7章 九十七歳、日本共産党は“認知症”だ
第8章 共産党「綱領改定」で蘇る野坂参三の亡霊
著者等紹介
梅澤昇平[ウメザワショウヘイ]
昭和16年、北海道生まれ。早稲田大学政経学部卒業。民社党政策審議会事務局長、広報局長等を経て尚美学園大学総合政策学部教授。現在、同大学名誉教授、友愛労働歴史館研究員、国家基本問題研究所評議員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
2
著者は元民社党の政策審議会事務局長などを務めていた人だ。民社党と共産党といえば、天敵の関係。マングース(民社)とハブ(日共)みたいなものだ(もちろん、マングースが圧倒的に強い?)。雑誌などに書かれた共産党批判の論文を一冊にまとめたもの。第五章の「志位和夫、小池晃はなぜ交代しないのか」は特に興味深く読んだ。僕も妻と共に見た映画「スターリンの葬送狂騒曲」をまくらにしながら論じている。独裁者スターリンが死んだあとの「後継者」たちの滑稽なあわてぶりをコミカルに描いた作品だった。2020/04/22
Everything is good
1
★★2021/11/24
Yoshika Komatsu
0
■社会党が共産党の民主統一戦線によって、いかに乗っ取られ左傾化していったかを暴露してある。 ■発言と行動に一貫性がなく、その時々でご都合解釈で乗り切ろうとしていた様が、過去の発言を引用して事細かに解説してある。 ■武力革命から、敵の出方論になったり、不破哲三の天皇制は君主制ではない発言になったり…、党員はなんで反発もせずに唯々諾々と従ってるのかね?2021/08/30