出版社内容情報
乃木希典の精神、とりわけその「天皇観」に肉薄する。
生前の面影を偲びつつ、その奥に秘められた苦悩や悲嘆をも間近に感得せんと心を傾ける。そこに活きた学びがあり、神祭りの真髄がある。田中恆清石清水八幡宮宮司推薦今、鮮やかによみがえる「人間」乃木希典の真実――
いわゆる「軍神」として雲の上に祭り上げているのみでは、偉大な先師達の学統を継ぎ、明治の大御代に至誠を貫いた「人間」乃木希典の精神、とりわけその「天皇観」に肉薄することは難しい。
生前の面影を偲びつつ、その奥に秘められた苦悩や悲嘆をも間近に感得せんと心を傾ける。
そこに活きた学びがあり、神祭りの真髄があるということを、編者は本書を通じて改めて世に問い掛ける。
石清水八幡宮宮司・田中恆清推薦
序 章 かたくなにみやびたるひと
第一章 乃木希典の人格形成と思想形成
第二章 軍人としてのみちのり
第三章 結婚そして第十一師団長まで
第四章 日露戦争旅順攻囲戦の正しい評価
第五章 皇基護持への道程
第六章 乃木神社創建へ
追 録 論壇の雄の論考を紹介する
乃木神社総代会[ノギジンジャソウダイカイ]
編集
内容説明
今、鮮やかによみがえる「人間」乃木希典の真実。
目次
序章 かたくなにみやびたるひと
第1章 乃木希典の人格形成と思想形成
第2章 軍人としてのみちのり
第3章 結婚そして第十一師団長まで
第4章 日露戦争旅順攻囲戦の正しい評価
第5章 皇基護持への道程
第6章 乃木神社創建へ
追録 論壇の雄の論考を紹介する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
9
おすすめいただいた本。背筋がのびる思い。2018/12/30
かじうら
2
父が乃木希典が好きなので購入。そして渡す前に読了。編者が乃木神社なので乃木希典を賞賛する本かな?と思いきや「人間」乃木希典の伝記でした(やや難解なところは読むのに苦労しましたが…)また昨今の神社の営利的な姿勢にも疑問を呈しているのも考えさせられます。明治天皇に殉死したイメージからガチガチの尊皇家かと思っていたけど合理的な思考の人で福沢諭吉と「天皇という存在」への考え方が一部似ているのに驚きました。ただ巻末に参考文献がないのでどこまでが史料による正しい記述なのかわからないので冷静に読む必要があると思った。2024/08/31