内容説明
民進党結党から30年の苦難と栄光。戒厳体制下で台湾唯一の野党として結成された民進党は、国民党政府による弾圧と党内対立に耐え、ついに政権獲得という栄光を掴みとる。
目次
第1章 創立三十年の民進党と蔡英文政権(三十年前の台湾とアジア;党外から民進党の結党へ ほか)
第2章 戒厳体制下における党外活動と民進党の結成(戒厳体制下における国民党統治の基本構造;雷震の反政府運動 ほか)
第3章 民主進歩党結党から陳水扁政権樹立まで(政権獲得までの概観;晩年の蒋経国 ほか)
第4章 民進党の三十年と立法委員選挙(民進党結党三十年;台湾初の中華民国憲法による選挙 ほか)
第5章 陳水扁政権期の「公民投票」の実現―民主化の一里塚としての国民投票(SARS禍が国民投票実現の契機に;陳水扁政権における国民投票の嚆矢 ほか)
著者等紹介
浅野和生[アサノカズオ]
昭和34年、東京都生まれ。昭和57年慶應義塾大学経済学部卒業、同63年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。昭和61年中部女子短期大学専任講師、平成2年関東学園法学部専任講師、後、助教授、同8年平成国際大学法学部助教授を経て、同15年より教授。日本選挙学会理事、日本法政学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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