内容説明
深海の底で死を待つだけの潜水艇内、艇員は冷静に各々の持ち場を守り、艇長は手帳に事故経過と遺言を書き続けた。世界中が驚嘆し讃嘆した、サムライたちの高貴なる魂を今、呼び起す。
目次
第1章 第六潜水艇浮揚セズ
第2章 佐久間大尉の半生
第3章 六号艇転乗
第4章 演習準備―佐久間艇長の苦心
第5章 演習―宮島・新湊方面
第6章 遭難―沈着勇断
第7章 捜索・引揚・葬儀
第8章 佐久間海軍大尉遺書
第9章 事故査問委員会―上官と同僚
第10章 顕彰―靖国神社合祀問題と記念碑建碑
著者等紹介
片山利子[カタヤマトシコ]
昭和27年、群馬県生まれ。同46年、群馬県立桐生女子高等学校卒。同50年、立教大学文学部ドイツ文学科卒。平成元年、國學院大學文学部史学科卒。同年、明照学園樹徳高等学校へ非常勤講師として奉職、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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